2015年9月4日付の日本経済新聞にはるひ野小学校が掲載されていました!
新聞に「はるひ野」の地名が載るのはそんなに珍しいことじゃないですけどね。
先日もたしか、川崎市にこれから導入される中学校給食の話題で、はるひ野中学校の名前が出ていたんです。
思わず「おぉッ!」ってじっくり見てしまいました。でもそれって、神奈川県版のページだったんですよね。
それが今回掲載されたのは、地域限定のページじゃなくて全国共通の社会面なんですよ。
わが街、はるひ野がなんだか全国区になったみたいで嬉しいですね☆
それが一体、どんな記事なのかといいますと・・・。
小中一貫 校舎に指針
中学校卒業まで9年間の義務教育を一貫して行う「小中一貫教育」が制度化されることを受け、文部科学省が初めて校舎作りの指針と事例集をまとめた。
体格や学び方が違う小中学生が同じ校舎に通う機会は今後増えるとみられ、年齢に応じた教室や遊具などの配置案を示した。同省は「発達段階に応じて適切に学べるよう、参考にしてほしい」と話している。
文部科学省が小中一貫校の校舎づくりの指針をまとめたという記事です。
その指針のなかで、先進的な取り組みをしている事例11校のうちのひとつとして、はるひ野小中学校が紹介されてるそうなんですね。
この新聞記事には唯一、はるひ野小学校低学年向けフリースペースの写真も掲載されています。
例えば、08年開校の川崎市立はるひ野小中学校は小学校低学年の教室の前にフリースペースや図書コーナーを設置。
低学年児は行動範囲が他の学年より狭いことに配慮し、必要な機能を教室前にまとめた。
佐藤公孝小学校長は「教員の目も届きやすく、安全面でも効果的だ」と話す。
実は、はるひ野小中学校は現在のところ「小中一貫校」ではありません。正確には「小中一貫校」という言葉をまだ使えません。
公立の「小中一貫校」という名前はこれまで、教育改革特区という限られた地域のなかでだけ認められてきたんです。
そしてその効果が徐々に検証されてきたので、2016年度からめでたく制度化されることになりました。
今後は多くの自治体で導入されるであろうと、この日本経済新聞の記事は予測しています。
なので、正式にははるひ野小中学校は今のところ、「小中合築校」とか「小中連携校」とか名乗っていますけどね。この記事では特区の一貫校や、施設一体校、連携校、その全てをひっくるめて「小中一貫教育」としています。
そしてすっごく細かいことなんですけど、この記事のなかでは学校の名前が「はるひ野小中学校」と書かれています。
はるひ野小学校とはるひ野中学校は別々の組織なので、そのふたつを指して表記するときは「はるひ野小学校・中学校」とか「はるひ野小・中学校」と書かれることが多かったんですが・・・。
この記事でははっきりと「はるひ野小中学校」とひとつの単語として書かれています。わかりますかねこの違い。一歩前進した感じがしますよね。
2008年度の開校以来、はるひ野小中学校は先進的な小中一貫校として話題でしたけど・・・。
おそらくあまり例がないということで、これまで川崎市や教職員、保護者のみなさんが試行錯誤しながら取り組んでこられたと思います。
そんな小中一貫システムがあらためて評価されたのは、素晴らしいなぁ!と思います。
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