休日の朝食はホームベーカリーでパンを焼くのがわが家の定番です。
昨夜もいつものようにホームベーカリーに材料を投入し、タイマー予約しておきました。
・・・しかし。
焼きあがったパンにある異変が。
そこにはふくらみが足りない白っぽいパンが
最初は過発酵かと思ったんですよね。
うちにあるホームベーカリーは最低限の機能しかついてないので、微妙な温度調整ができません。
夏になると過発酵といって、自動に任せると発酵しすぎて美味しいパンが焼けないんですよ。それは何度も経験しています。そろそろ暑くなってきたし、そんな時期なのかな?と。
でも食卓に出したパンを食べたダンナさまが一言。
「なんか味、おかしいよ・・・?」
ん?
そこで初めて気づいたワケです。
うぎゃあぁぁあ!!材料入れてなかった!
砂糖と塩とスキムミルク、入れないで焼いてたー!!!
・・・というわけで今回は、ホームベーカリーに砂糖と塩とスキムミルク入れ忘れるとこうなります、という豆知識をご提供いたします。
(大部分の人間にはかなり要らない情報ですね。というかこんな失敗、誰もやらない。)
砂糖と塩とスキムミルク入れないとパンはこうなる。
なぜ入れ忘れたかっていうと、ホームベーカリー用のミックス粉を大量買いしたので、最近はずっとそれを焼いてたからなんですね。
ミックス粉だと、バターと水入れてイーストをセットして準備はおしまい。ですからね。
その習慣があったので、久しぶりに普通に強力粉で焼こうとして、何も考えずにバターと水しか入れないで予約しちゃったという。
ほんとありえない大失態をおかしたわけですよ・・・。
もっとも、基本の材料である小麦粉と水と無塩バター、それにイーストは入れてるので、焼きあがったこの物体も何とかパンの体はなしておりまして。
パンはパンなんですよ。でも何か違う・・・って感じですかね。
そのポイントは3つ。
1.ふくらみが足りない
イーストの餌にあたる砂糖が無かったせいなのかなーと思うのですが。ふくらみがいつもよりちょっと小さいです。
普段ならパンケースからふんわりと出ている部分が無くて、パンケースよりも高さが下で止まってました。生地がみっしりした目のつまった感じになります。
2.焼き色がうすい
そして白っぽい。砂糖やスキムミルクが入らなくて、焦げる要素が少ないからかもしれません。うちのホームベーカリーは過発酵だとちゃんと焼き色はつくので、そこが違うんですね。
3.あじがしない
そして何といっても最大の特徴はコレです。パンを口にほおばった時に身体が期待する、砂糖の甘みや塩分。それがなんにも無いんです!!
見た目はパンなのに、食べたらパンじゃない。パクっと食べた時に違和感ありまくりの生地に仕上がります。
「身体に優しい自然派のパンだよ」とか軽くジョークをとばしてごまかしてみましたが、結局家族は食べられませんでした。
災い転じてフレンチトーストに昇華
このできそこない食パン、ダンナさまが「フレンチトーストにでもしたらいいんじゃないか」と言うのでがんばって作ってみましたよ。
できあがりはこちら。(なんか焦げてるけど気にしない。)

パン生地に砂糖を入れてないので、卵と牛乳に入れる砂糖を多めにしてみましたが・・・。
うーん、それでも味が足りません。
子どもは喜んでバクバク食べてくれましたけど、ダンナさまいわく「やっぱりちょっと違う」とのことでした。
塩気がないというのもこのパンの違和感の原因みたいですね。
ふだん何気なく食べているパンも、実はいろんな材料の絶妙な配合で、舌に合うようにできているんだなぁと痛感させられました。